はじめに
使い続けるほどに愛着の湧く一品
一枚の革から作り上げるシンプルな眼鏡ケースです。ころんとした丸みのあるフォルムが手に馴染みやすく、シンプルだからこその革の経年変化(エイジング)を楽しみながら使えます。
今回ご紹介するレシピでは、レザークラフトにおいての「切る」「縫う」の工程にプラスして、「穴あけ」「カシメ」や「ギボシ」などの革に金具を付ける工程についても学ぶことができます。
一枚の革から作り上げるシンプルな眼鏡ケースです。ころんとした丸みのあるフォルムが手に馴染みやすく、シンプルだからこその革の経年変化(エイジング)を楽しみながら使えます。
今回ご紹介するレシピでは、レザークラフトにおいての「切る」「縫う」の工程にプラスして、「穴あけ」「カシメ」や「ギボシ」などの革に金具を付ける工程についても学ぶことができます。
銀ペンで型紙に沿ってトレースします。
蓋を留めるホックになる「ギボシ」の取り付け部分と、ケース内のパーツを受ける部分となる「カシメ」の取り付け部分に「菱目打ち」で印を付け、穴をあけます。
トレースに沿って、カッターで革を裁断していきます。
ケースの中に取り付けるパーツも裁断していきます。
「菱目打ち」で穴を開けるところに、「バインダー」を使って端から3mmの部分にガイドの線を引きます。
「菱目打ち(4mm幅6本刃)」で印をつけ、穴をあけます。
「ギボシ(3mm)」の穴、「カシメ(3mm)」の取り付け穴をあけて、ケースの中に取り付けるパーツを「カシメ」で止めます。
「ギボシ」を「マイナスドライバー」で取り付けます。
「曲がり針」を使って縫製していきます。 はじめは斜めステッチで上まで縫い、折り返しが「✕」になるように縫います。
表裏をひっくり返して2回固結びします。
フタ部分の重なる穴に、カッターで少し切り込みを入れます。
ギボシをフタの穴に通せることを確認したら、完成です。
※A3実寸サイズです。A3用紙に拡大縮小せずに印刷してください。
レザークラフト歴24年。文化服装学院ファッション工芸科を卒業後、イタリアへ渡ったのをきっかけに職人の道へ。靴を作りながら、レザークラフトも開始。ブランド「TRAMONTO」をリリースし、ポップアップなどで全国のクラフト展示会へ参加している。2023年より工房を福島に移転。靴、椅子、小物などの生活用品を得意としている。